ちまちまと気が向いたら更新予定。
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08 , 10
「信也・・・ねぇ、信也ってば」
日曜日の朝、動物たちは朝が早い。ここにも例外など無く。
まだ朝の7時だ。休日だからもっと遅くまで寝ていたい。ベッドの中で唸っていると、ルゥが俺の体の上に勢いよくボディープレスをかましてきた。
「っ・・・!げほっ・・・お前なぁ・・・」
眉間に皺を濃く刻み、寝起きの不機嫌な顔でルゥの顔を睨みつける。
ルゥは俺が起きたことが嬉しいのか、尻尾の先だけが動いていた。
「おはよう、信也っ!・・・なぁ、ごはんは?」
「はぁ・・・?ご飯?」
「そう、ご・は・ん!」
そういえば、こいつら何あげればいいんだろう?見てくれは人間?だし、いつもどうりにキャットフードってのはちょとなぁ・・・。
顎に手を置いて考え込んでいると、ふと視界の先にロウの姿が目に入った。
「なぁ、ロウ」
「・・・なんだ」
なぜか不機嫌そうな顔でこちらを見ている。
「えっと・・・その、何が食べたい?」
睨まれているようで、話しづらい。
ロウってこんなキャラだったか・・・?
「食えるものなら何でもいいが?」
「・・・そう」
再び考え込んでいると、ルゥが手を挙げた。
「はいはいっ!俺、オムライスってやつがいい!!」
「・・・なんで」
「おいしそうだったし・・・」
はぁ・・・とため息を付くと、目の前にはニコニコとした笑顔があった。
「朝からオムライスかよ・・・たまごあったかな・・・」
目の前に居るルゥを片手で退けて、ベッドから降りる。
パジャマのままリビングに向かうとロウが窓を開けている所だった。
涼しくて心地いい風が頬を撫でる。
まだ眠い頭をなんとか覚醒させて、信也はキッチンに向かった。
慎也は袖を捲り上げて冷蔵庫を開けた。オムライスに必要な卵などを取り出す。まだ顔を洗ってないのに気付いて、材料はそのままで洗面所に向かった。
蛇口を捻ると水が勢い良く出た。冬の朝には厳しい、冷たい水が肌を刺す。
「慎也ぁ!ごはん作るの手伝おうか?」
タオルで顔を拭いながら扉から半身を出してこっちを覗いているルゥを睨み上げる。
「お願いだから、向こうで大人しく待っててくれ」
信也は肩を落としながら呟いた。
キッチンに戻るとルゥがソファの上で座っていた。
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