ちまちまと気が向いたら更新予定。
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08 , 07
「あ・・・。信也、おはよう」
「・・・・・・・・・」
「信也?」
「・・・・・・・・・(絶句)」
「おーい・・・、寝ぼけてるの?」
青年は信也の右頬に手を添えて、反対側の頬にちゅっと軽くキスをした。
「・・・・・・んぎゃぁーーーーーー!!!!!!!」
「?!」
床で布団と一緒に転がっていたロウは、ものすごい勢いで起き上がった。
信也の体の上ではルゥが手で両耳を塞いでいる。
「ちょっと、信也さぁ・・・。まだ夜中だよ?俺ら、煩いのとか駄目なんだけど。」

俺の顔を覗き込んでいるのも床で転がってこっちを睨んでいるのも、人間じゃない?!

「ちょ・・・お前ら、一体誰なんだ?」
真面目な顔で質問する俺に、目の前の奴はしばし固まっている状態。
「なっ・・・ちょっと!俺らの事知らないとかぬかすんじゃないよね?!」
胸倉を掴んでガクガクと揺さぶられる。
「っ・・・まじで知らねぇ・・・って!・・・おい、手ぇ止めろ!!」
ルゥははっと我に返って手を離した。思いっきり放したせいで、信也がベッドの縁に頭をぶつけた。
「あぁっ!!信也ごめん!大丈夫?!」
「ったぁ・・・、大丈夫だけど、とりあえず俺の上から退け」
低くなった声で言うと、ルゥは耳を少し下に下げて信也の方を見ていた。

んな顔で見んなっつうの・・・。
俺が悪いことしたみたいじゃないか・・・。

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・信也・・・?あの、ごめんね?」
「うん。いや俺も強く言い過ぎた。」
ベッドの上で向かい合って正座して謝罪ごっこをしているすぐ傍で、もう一人忘れられていたロウが二人に声を掛けた。
「そこで、謝罪ごっこしてるの、いい加減止めてくれない?見ててウザイんだけど。」
「・・・っ?!あぁああああぁぁぁっっ!?!?」
「え、ちょっと信也どうしたの?!」
「・・・人の顔見て叫ぶな!!」
信也はベッドの上から飛び降りて、一気に向かいの壁まで逃げた。
そりゃ、もう凄いスピードで。

なななななっ?!2人?!一人ならまだしも、猫モドキが2人?!

2人の顔を交互に見比べる。
「まさか・・・いや、そんなはずは・・・」
「そのまさか、だろ。俺たちもどうしてこうなったのか知らないし」
「まぁ、目が覚めた時にはこうなってたからねー。・・・信也起こすのもかわいそうだったし」
ルゥの方が信也の傍まで近づいて、ぎゅっと抱きしめた。
「この方がいろいろ便利だけどv」
ルゥは信也の顎を掴んで上に向かせて口唇を奪う。
「んっ・・・は」
たった数十秒だったかもしれない。それでも経験が乏しい信也にとっては凄く長く感じた。
猫の癖にどこか手馴れてるルゥ。ルゥの容姿も街で遊んでそうな感じだった。
オレンジに近いような茶色の髪。金色の少し大きな、愛嬌のある目。
逆にロウは黒に近いグレーの髪に、透き通った薄い緑の瞳をしていた。
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